夕飯がつらい…を卒業する|ワーママのための“考えない夕食”へのステップ


今日の夕飯どうしよう…
仕事中ふとした瞬間に気がつけば言葉に出ていませんか?
職場の人たちと「今日のご飯どうする?」って話をよくしません?
仕事が終われば子どものお迎え。
家に着いたら泣いたりグズったりする子どもをあやしながら、ごはんを作る。
夫の帰宅時間も気にして、「今作り始めたら冷めちゃうかも」「先に子どもだけ食べさせるべき?」と段取りを考え続ける。
簡単に作れるレシピを探して、できるだけ時短に。
週末には作り置き。なるべく栄養も偏らないように。
――それなのに、なんだか毎日しんどい。
頑張っているのに、うまく回らない。
工夫もしてるし、手も抜いていないつもりなのに、なぜか毎日がギリギリ。
それでも、「ちゃんとしなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」と、
自分にプレッシャーをかけ続けてしまう――そんな日々、続いていませんか?
しんどさの正体は、“あなたの努力不足”なんかじゃない
多くのワーママが、家事も育児も仕事も「自分の力」でなんとか回そうとします。
だからこそ、時短レシピも作り置きも夫との家事分担も、全部もうやっている。
それでもしんどいと感じるのは、あなたが怠けているからじゃありません。
ただ、今の生活リズムに“無理が積み重なっている構造”があるだけなんです。
特に夕方は、仕事の疲れが出てくる時間。
そのうえで、子どもはお腹が空いてグズりはじめ、家族全員のタイムスケジュールがぶつかるタイミングでもあります。
そんな中で
「何を作ろうか考えて」
「必要なものを準備して」
「同時並行で作業を進めて」…と、
毎日フル回転でこなそうとするのは、体力的にも精神的にも限界があるのが当たり前なんです。
つまり、「できない」のではなく、“やることが多すぎる仕組み”になっているだけ。
そんな構造の中で、頑張り続けているあなたは、本当にすごいです。
本当に必要なのは、「もっと頑張る」ことではなく、
“考えなくていい仕組み”をつくることなんです。
“全部やろうとしない”だけで、夕方はこんなにラクになる
私もずっと、「ちゃんとしたごはん=全部手作り」だと思い込んでました。
それが母親の愛情だと思ってたし、頑張るのが当たり前だと思ってたんです。
でもある日、どうしても疲れすぎて、レトルトカレーとレンチンごはんで済ませたことがあって。
正直、「今日はこれでごめん…」ってちょっと罪悪感すらあったんです。
でも、子どもは普通にモリモリ食べてくれて、
夫は「今日もありがとう」って笑ってくれて。
片付けもサッと終わって、久しぶりに家族でゆっくり喋る時間ができました。
そのときふと思ったんですよね。
ああ、料理は全部自分で作らなくても良いんだ!!って…

それからは少しずつ、考え方が変わっていきました。
冷凍野菜やレトルトに頼ったって、ごはんはちゃんと成立するし、
自分がイライラしないだけで、家族の空気ってびっくりするほど穏やかになる。
「手を抜いた」なんて思わなくなったし、
それよりも「おいしいね」って笑い合える時間の方が、ずっと大切だなって思えるようになりました。
夕方にちょっと余裕ができて、
「子どもの顔をちゃんと見て話せたな〜」って思える日が増えてきました。
手軽な補助アイテムは、“戦略的な味方”にしよう
手作りにこだわっていた頃には見えていなかったけれど、今の私の食卓は、いろんな“外の力”に助けられています。
ここでその一部を紹介します。
冷凍食材
カット済みのピーマンやじゃがいも、骨抜きサワラなど、冷凍のまま使えるのが魅力。
下処理いらずで、栄養もキープ。とにかく「あと1品…!」のときに助かります。
私は業スーの冷凍食材が大好きで常備してます!

画像以外にもほうれん草、ミックスベジタブル、豚の生姜焼き…とにかくラインナップが豊富で、
どれも“あとはレンチンだけ・炒めるだけ”でOK。忙しい夕方の救世主です!
レトルト食品
レトルトカレーはもう“妥協”じゃなくてご褒美レベルに美味しいですよね。
他にも、パスタソース・麻婆豆腐・親子丼の素など、今は種類も豊富で飽きません。
しかも、温めるだけで子どももモリモリ食べてくれる。
「今日はもうダメだ〜」ってときに、何度救われたことか…!

写真に写っている箱のレトルトは100円ショップに売っていたもの。
価格と時短の両立できるレトルト食品は最強です。
めんつゆ・カレー粉・出汁の素が最強
冷凍食材を使っても、毎回味付けが同じだと飽きちゃいますよね。
特に子どもが「もういらない…」ってなったら、こっちの心が折れる…。
だから私は、塩・醤油・みりんの定番に加えて、
めんつゆ・カレー粉・出汁の素を“週1アクセント”として使ってます!
分量をいちいち測らなくても、なんとなくで美味しくなるから、ほんっっっとにラク。
「味つけ、考えたくない…」って日にこそ登場させてほしいアイテムです!
味付けキット
献立を考える余裕も、味を決める気力もない日って…ありますよね?
そんな日は、味つけキット(例:CookDo)やパスタソースに頼るのが正解!

麻婆豆腐や青椒肉絲、ラタトゥイユなど、レシピごとのたれがついていて、
具材さえあれば、5分で“ちゃんとした一品”が完成します。
しかも、ここに冷凍野菜を組み合わせたら最強!
「解凍して炒めて、たれを絡めるだけ」だから、包丁もまな板も出さずに夕飯が1品完成。
思考も手間も使わずに、“ちゃんとしてる風ごはん”ができるこの感じ、クセになります。
こういったアイテムを「ズル」じゃなく、“日々を回すためのチームメンバー”として迎え入れるだけで、夕方のバタバタがぐっと減ります。
“ちゃんとする”の定義、少しだけ変えてみませんか?
私たちには、「母親としてちゃんとしたい」「子どもにできるだけいいものを食べさせたい」という気持ちがあります。
きっとその想いは、誰よりも強くて、深いもの。
でも、その“ちゃんと”って、本当に「全部自分でやること」なんでしょうか?
たとえば――
怒らずにごはんを出せた日
「早く食べて!」と急かさずに済んだ夕方
寝る前に笑顔で子どもを抱きしめられた時間
そんな時間がちゃんと持てるなら、
冷凍食品やチルド惣菜、レトルトに頼ることに、何ひとつ引け目を感じる必要なんてないと思うんです。
【次に読む】それでも夕方がしんどいなら、“仕組みの見直し”を
冷食や時短グッズをうまく取り入れても、
「やっぱり余裕がない」と感じるなら、
次はタスクそのものを減らす・再編するという方法もあります。
こちらの記事では、
- なぜ“時間術”がうまくいかないのか
- 夕飯の「見えないタスク」を分解する方法
- それでも限界なら…という次の選択肢
まで、具体的に紹介しています。

あなたは、もう十分頑張っています
「もっと頑張れば、もっとちゃんとできるはず」
そう思っていた頃よりも、
「この仕組みでラクできるなら試してみよう」
と考えられるようになった今の方が、
私はずっと家族にやさしくできています。
この記事で紹介した補助アイテムは以下の4つでした。
冷凍食材
レトルト食品
めんつゆ・カレー粉・出汁の素
味つけキット
ちょっとした“補助アイテム”たちは、ただ時短になるだけじゃなく、心にも余裕をくれる存在なんだと実感しています。
あなたも、今日の夕方から少しだけ、
“考えなくていい仕組み”を取り入れてみませんか?
その小さな一歩が、きっとあなたと家族をラクにしてくれますよ。